大賀ハスの花が見頃を迎えた町田・薬師池公園(町田市野津田町)に早朝から多くの人が訪れている。
故大賀一郎博士が1951(昭和26)年、千葉県検見川の落合遺跡で2,000年以上前の古代ハスの実3個を発掘し、そのうち1個だけ発芽に成功した大賀ハス。円林寺(相原町)と個人宅(大蔵町)に株分けし、それをさらに株分けしたものが薬師池公園に定植されている。
薬師池公園のハス田は3000平方メートル。昨年よりも1週間ほど遅い見頃。背丈ほどもある茎から伸びた40センチほどのピンク色の大輪、つぼみが目立ち始め、訪れた人は観賞や写真撮影を楽しんでいる。
ハスの葉に注いだ酒や茶を、茎を通して飲む「荷葉酒(かようしゅ)」「荷葉茶(かようちゃ)」などを楽しむ観蓮会は7月30日に開催される。開催時間は7時~8時。先着100人で参加無料。整理券を6時30分より配布する。