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町田市民文学館で絵本作家「シゲリカツヒコ」展 奇想天外な世界観表現

シゲリカツヒコ「カミナリこぞうがふってきた」の展示

シゲリカツヒコ「カミナリこぞうがふってきた」の展示

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 絵本作家・シゲリカツヒコさんの企画展「はっ!」が現在、町田市民文学館ことばらんど(町田市原町田4)で開かれている。

故・森村誠一さんの追悼展示

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 シゲリさんは1962(昭和37)年岐阜県生まれ。フリーのイラストレーターとして装画などを手がけた後、「カミナリこぞうがふってきた」(ポプラ社、2010年)でデビュー。同作が「第3回MOE絵本屋さん大賞新人賞」2位受賞。「大名行列」(小学館、2018年)で「第67回小学館児童出版文化賞」を受賞している。

 毎夏に開く子ども向け展示。今年はコロナ禍が沈静化しつつあることを踏まえ、「体感・体験」をテーマに据えてシゲリさんの作品を親しめるような展示構成にしたという。

 会場内にはシゲリさんが手がけた7作品の原画など約120点を展示。そのうち3作品は同館初の試みで、朗読を聞きながら鑑賞できる。さらに、作品に登場するアフロヘアやパンツ、かさを鑑賞者が身に着けて、拡大した作品と一緒に記念撮影できるコーナーも設置。シゲリさんの「おばかな世界観」を楽しめるようにしたという。

 担当学芸員の山端穂さんは「シゲリさんは緻密な表現と不思議な構図で、さまざまなギミックを一枚の絵に盛り込んでいる。作家を知らなくても楽しんでもらえると思う」と話す。

 関連企画として、シゲリさんの作品をモチーフにした工作ワークショップ、シゲリさんの対談、公開制作(7月26日、8月11日・20日の11時~16時)などを予定する。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。9月24日まで。同館のミニ展示コーナーでは7月25日より、町田名誉市民の故・森村誠一さんの直筆原稿などが展示されている。

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