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10周年を迎えた町田の古民家うどん店・開都が限定「たらいうどん」

うどん屋 開都のスタッフ 中央手前の男性が店長の吉川圭介さん

うどん屋 開都のスタッフ 中央手前の男性が店長の吉川圭介さん

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 町田の「うどん屋 開都」(町田市相原町、TEL 042-775-5701)が8月19日、お盆明けの限定メニュー「たらいうどん」の提供を始める。

たらいうどん

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 6月で10周年を迎えた同店は2012(平成24)年、讃岐うどん店「かいと」(野津田町)の2号店としてオープン。相原町には昔、かやぶき屋根の農家が多かったことから、先代が昔の建物を再現したいと、埼玉県新座市にあった築150年の農家屋敷を移築。21メートルの大梁(はり)が通る小屋組でダイナミックな空間を演出している。店舗面積は約100坪で、席数は93席。

 「建物が立派すぎて、コロナ禍で維持するのが本当に大変だった」と店長の吉川圭介さんは振り返る。吉川家は古くからの相原町の地主。先代が家業とは別に、「自分の好きなことをしたい」と讃岐で手打ちうどんを学び、20年前、地元から離れた野津田に1号店を開いた。「地元に店を出して失敗したら恥ずかしいという気持ちがあったと思う」(吉川さん)

 1号店は入店待ちの列ができるほど人気が出た。10年後、満を持しての地元への出店に、先代は並々ならぬ思いがあったという。手打ちうどんの1号店とは異なり、「讃岐と稲庭の中間くらい」のうどんを機械製麺。ミシュラン星付きのイタリア料理店などで働いた経験を持つ吉川さんが創作うどんを提供する。

 コロナ禍で一時閉店したが、昨年秋ぐらいから売り上げが戻り始めて、現在は好調だという。「原材料費の値上げで客単価を上げざるを得なかったが、客数は減っていない」

 木製のたらいで提供する「たらいうどん」は約5人前のうどんで、3種のだし、薬味、天ぷら3種盛り(とり天、ナス、大葉)が各2人分付く。価格は2,500円。「家族のだんらんに利用いただければ」と」吉川さん。同メニューの1人分は「大食いチャレンジ」として、1,500円で提供する。「近隣の法政大学の学生などには、こちらを利用してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は、11時~15時、17時~21時30分。第3火曜夜の部定休。「たらいうどん」の提供は8月31日まで。

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