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相模原に「大戸屋」新業態そば店 店内製麺、つけ・まぜを主力メニューに

蕎麦処 大戸屋 淵野辺店の外観

蕎麦処 大戸屋 淵野辺店の外観

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 そば店「蕎麦処(そばどころ) 大戸屋 淵野辺店」(相模原市中央区高根1)が7月13日、相模原の国道16号沿いにオープンする。

大戸屋の鶏つけ蕎麦

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 大戸屋(横浜市)が手がける「ごはん処」「おかず処」に続く「処」事業第3の柱と位置づける新業態。古くから国民食として愛されて健康食でもあるそばに着目し、麺に限らない「創造的なメニュー」開発の可能性や外食チェーン店として将来性を見込む。

 蕎麦処はロードサイドを中心に多店舗展開を図り、個人経営そば店の多くが創業50年を迎えて後継者問題に直面するなか、立ち食いそばチェーンとは異なる形で地域での事業継承を目指すという。

 淵野辺店は6月にオープンした田無店に次ぐ2店舗目。主要幹線道路のロードサイド店舗として、観光やビジネスドライバー、近隣地域のファミリーをターゲットに据える。店舗面積は約46坪で、席数は58席。21台分の駐車場を備える。「居心地の良さも考えた」という店内は、木材を生かす。酒棚を配置し、製麺室を見えるようにした。

 店内に設置するフライヤーは自社開発したもの。こしのある細麺のそばは毎日、店内で製麺するという。そばつゆは、「しょうゆかえし」と「ゆず塩かえし」の2種類をカツオのだしで割って提供する。

 メニューは、そばの新しい食べ方として「つけ」と「まぜ」に注力。「つけ」の主力、「大戸屋の鶏つけ蕎麦」は、「大戸屋が創業以来大事にしてきた、鶏と卵料理をそばでおいしく食べていただくメニュー」。「まぜ」はラーメンなどでは一般的なまぜそばを日本そばで展開。メカブ、オクラ、納豆などをのせた「ねばねば野菜のばくだんまぜ蕎麦」(980円)などをラインアップする。

 天ぷらは、同社がニューヨークで営業するミシュラン1つ星「天婦羅(てんぷら)まつ井」の技術とノウハウを生かしたという。薄い衣でカリッとした食感が特徴。「まつ井天丼」(1,380円)、「天ぷら蕎麦」(1,480円)などで提供する。

 定番メニューは「ざる蕎麦」(650円)、「きつね蕎麦」(880円)など。そばと小丼のセットメニューも取りそろえる。天ぷらは単品でも提供し、季節のメニューも取り入れる。アルコール類は生ビールや日本酒、焼酎を取りそろえ、ボトルキープに対応する。

 蔵人賢樹社長は「そばは、『ちゃんと、すこやか。』をテーマに掲げる大戸屋にふさわしい食材。未来志向の食として手がけていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~22時。

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