WEリーグカップグループステージ第1節が8月26日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、ノジマステラ神奈川相模原はセレッソ大阪ヤンマーレディースに0対2で敗れた。入場者数は505人。
3年目のシーズンを迎えたWリーグ最初の公式戦。相模原の先発メンバーには、常田菜那、榊原琴乃、川島はるなの新加入3選手が名を連ねた。試合は序盤、大阪が前線から積極的にプレスをかけて攻勢をかけるも、相模原は副キャプテンの大賀梨紗子選手らの落ち着いた守備でシュートまでは至らない。しかし、37分にバックラインのパス回しをインターセプトされ、失点。0対1で試合を折り返す。
後半、相模原は3選手を交代。相手陣内でプレーする時間が増えるも67分、再びバックラインでのパス回しを狙われて失点。相模原は途中出場の笹井一愛選手のシュートなど、終盤に猛攻を仕掛けたが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
試合後、相模原の菅野将晃監督は「ゴール前でチャンスをつくるためのチームプレーが課題。今日はポジションやパスのズレを微調整することができなかった」と振り返る。
大賀選手は「くずされての失点ではなく、守備は機能していた。少しずつのミスが重なった失点は対応していけるので、悲観的にならず、チームとしていい形で試合に入れたことをプラスにとらえている」と話しつつ、攻撃面については「終盤はゴールに向かう姿勢に勢いとパワーがあった。前半からギアを上げられるようにして、みんなが得点に対して貪欲にならなければ」と課題をあげる。
次節は9月2日、昨シーズンにリーグ戦とカップ戦を制した浦和レッドダイヤモンズ・レディースをホームに迎える。大賀選手は「チーム全体で声を掛けながら、今日の前半のように守備をしっかりとまとめていきたい。怯むことなく前から強気のプレスを掛けて、ゴールに向かう姿勢を出したい」と意気込む。