J3リーグ第29節が9月30日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、SC相模原はギラヴァンツ北九州に2対1で勝利した。入場者数は2364人。
相模原はシーズン前半19試合はわずか2勝で最下位に沈んでいた。シーズン後半は9試合を消化して4勝3敗2分、最下位を脱出して19位。20位の北九州を迎えた当節は、JFL降格の可能性もある最下位を回避するためにも重要なシックスポイントゲーム。
0対0で折り返した後半の立ち上がり、北九州が先制。前半から思い通りの攻撃ができない相模原は早いタイミングで前線3選手を交代。これが功を奏し、途中出場の安藤翼選手がロングフィードからの右サイドの折返しを押し込んで同点。
さらに自陣でボールを受けた安藤選手が左サイドのデューク カルロス選手にボールをはたいてゴール前にスプリント。再びパスを受けると狙いすましたドライブシュートでネットを揺らす。これが決勝点となり、相模原が18位との勝ち点差を1に詰めた。
試合後、戸田和幸監督は「選手が(重要な試合だと)必要以上に意識しないようにと思ったが、とくに前半は意識したという感じを受けた。よく乗り越えた。これで我々はまたたくましさを身につけることができた」とチームの成長に手応えを明かす。
次のホームゲームは10月21日、愛媛FCと対戦する。