プロボクシングWBO世界スーパーフライ級チャンピオン・中谷潤人さんが10月6日、相模原市役所を訪問し、9月の初防衛成功を報告した。
中谷さんはM.Tボクシングジム(相模原市緑区西橋本2)に所属。世界2階級制覇の中谷さんは9月18日、有明アリーナでアルヒ・コルテス選手(メキシコ)から3度のダウンを奪って大差の判定勝ち。プロデビューからの無敗記録を26に伸ばした。
「防衛は意識せずに戦った。勝ってほっとしている」と中谷さん。次戦について、「今回は減量が苦しかったので階級を上げたい気持ちもあるが、できれば統一戦もしたいという微妙な感じ」と心境を明かす。
「統一戦を戦うとすれば、相手はスーパーフライ級の中で一番評価が高いWBCチャンピオンのファン・フランシスコ・エストラーダ選手がいい。コルテス選手がエストラーダ選手といい試合をしていたので、もっといい試合ができると思っている」と穏やかな表情の中に自信をうかがわせる。
市内ゴルフ場での走り込みエピソードなどに触れつつ、多くの市民からの応援に感謝する中谷さん。その活躍でM.Tボクシングジムへの入門生が増えているという。本村賢太郎市長は「ラスベガスを中心に世界でも活躍してほしい」とエールを送った。