オダギリジョーさんが演じる主人公が町田市をホームタウンに、アルバイトで日本中を巡るドラマ「僕の手を売ります」が10月27日より、配信される。
映画「パビリオン山椒魚」(2006年)、「南瓜とマヨネーズ」(2017年)に続く、冨永昌敬さん(脚本・監督)とオダギリさん(主演・プロデューサー)がタッグを組んだ6年ぶり3作品目。2人が構想したオリジナル脚本を、オダギリさんは演技で、冨永さんは映像で具現化したという。
内容は、オダギリさん演じる主人公の大桑北郎(おおくわきたろう)(45歳)が多額の借金を返済するため、全国各地でアルバイトをして回り、そのゆく先々で起こるさまざまなトラブルに巻き込まれながらも、家族と向き合っていく物語を全10話で構成する。
大桑は、理系大学院を卒業するも就職氷河期世代で就職を諦め、ネットビジネスで失敗。多額の借金を抱え、町田市に妻の雅美(まさみ)(43歳)、娘の丸子(まるこ)(15歳)を残し、全国各地で、どんな仕事も引き受ける「プロアルバイター」をしながら借金完済を目指す。
「どんな仕事でもやってのける器用さと、さまざまなトラブルを呼び込んでしまう不器用さを、共にトラックに乗せて日本中を巡るロードムービー」とオダギリさん。
出演は尾野真千子さん、當真あみさんなど。主題歌は七尾旅人さんがドラマのために書き下ろした「Drive into The Night」。町田市内、相模原市内各所でもロケが行われた。予告動画には、町田ノイズ(町田市森野1)や神奈川県水産技術センター内水面試験場(相模原市緑区大島)の場面が登場する。
冨永さんは「自ら貧乏くじを引くことが生きがいの大桑を、僕にとって特別な俳優であるオダギリさんが見事に作り出してくれた。僕もオダギリさんも孫はまだいないが、いつか孫に見せるために作ったのがこの作品」とコメントを寄せている。
動画は配信サービスFODとPrime Videoで閲覧できる。