植物発電を使ったアート作品が10月28日・29日、町田薬師池公園四季彩の杜西園(町田市本町田)のラボ・体験工房に展示された。
玉川大学学術研究所(玉川学園6)の特別研究員でアーティストの田中敬一さんが、学生有志と共に制作した同作品。植物と共存する微生物が放出する電子を活用した発電技術「N-Energy(エヌエナジー)」の電力でモーターを駆動。アフリカの民族楽器「レインスティック」にヒントを得たというサウンドオブジェを回転させて、さざ波のような音を出す。
展示2日間で約600人が来場。植物発電を初めて知ったという人が多く、学生に質問をしたり、興味深そうに鑑賞したりしていた。
「植物発電は風力やソーラーに比べて、森林資源が豊富な日本にふさわしい技術。まだ発電量が小さいが、技術革新によって利用範囲が広がると期待している」と田中さん。
11月11日・12日は同所で、流木や木片で昆虫を作るワークシップを開く。