J2リーグ第40節が10月29日、町田GIONスタジアム（町田市野津田町）で行われ、FC町田ゼルビアがツエーゲン金沢に1対0で勝利した。入場者数は1万1181人。

チームとサポーターの記念撮影

　前日の試合結果で、1位を確定して迎えた今季ホーム最終戦。平河悠選手のゴールで開始早々に先制した町田が金沢の反撃を抑えて勝利を収めた。

　選手、監督らは優勝セレモニーでJ2優勝シャーレとトロフィーを高々と持ち上げて喜びを表した。町田がクラブ創設34年で32番目のJ1クラブに名を刻んだ。

　ホーム最終戦セレモニーで藤田晋社長、黒田剛監督、奥山政幸キャプテンは、サポーターやファンに感謝の言葉を送り、「魔境と言われるJ2には二度と戻ってきたくない。J1で優勝争いができるチームを目指したい」（藤田社長）、「みなさんの思いが歴史を変えた。J1のステージで大きな感動を届けられるようにさらにパワーアップして帰ってきたい」（黒田監督）と来季の意気込みを語った。

　今季で引退する太田宏介選手は「5歳のときに町田でサッカーを始めて、FC町田ゼルビアで選手生活を終えられることをとても幸せに思う。今シーズンは、すばらしい選手、スタッフ、サポーター、パートナー企業とともにJ2優勝を勝ち取れたことを嬉しく思う」と挨拶。選手生活を支えてきた家族に感謝し、これからチームの躍進にエールを送った。

J1 昇格記念パレードを11月18 日15時より、原町田大通りで行う。選手・監督がスカイバスに乗車して市民に昇格報告する。パレード区間は、当日12時～16時30分に交通規制がかけられる。