Fリーグディビジョン1第19節が11月5日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田はエスポラーダ北海道に2対1で勝利した。観客数は2025人。
首位の町田と最下位の北海道との対戦。甲斐修侍監督が「最下位にいるチームではない。いつも難しい相手」という北海道に対して、町田は過去3シーズン、ホームで負けている。17節には北海道が首位の名古屋を下し、町田が勝ち点差1で首位に返り咲いた。
この試合を含めてレギュラーシーズンは残り4試合。次節は2位の名古屋との6ポイントゲーム。「試合前、前回の対戦(アウェー)で大敗した北海道と戦うゲームの重要性を話し、選手は深く理解していた」(甲斐監督)
試合は、北海道が過去の対戦同様、序盤からアグレッシブに向かってくるなか、「私の想定よりも2、3割高い強度」(甲斐監督)で町田が抗戦。野村啓介選手のゴールで先制する。しかし、北海道に自陣での連携ミスをつかれて失点。その後、互いに決定機を決めきれずに膠着状態になったが、前半残り3分、山中翔斗選手が左サイドから中央に切れ込んで放った強烈なシュートがネットを揺らす。
町田が1点リードで迎えた後半も互いに決定機をつくるが得点には至らない。町田がGKジオヴァンニ選手の好セーブなどで、北海道のパワープレーもしのぎ、4年ぶりにホーム北海道戦を白星で飾った。
試合後、伊藤圭汰キャプテンは「北海道出身の自分にとって負けたくない相手だった。カウンターにうまく対応できたことが勝利の要因」などと振り返る。残り3試合も難敵が並ぶ。「目の前の試合に集中するだけ。最後に(優勝という)結果が出るまで、1試合1試合きちんと戦っていきたい」と話す。
次の町田のホームゲームはレギュラーシーズン最終戦。12月10日、バルドラール浦安と対戦する。その後、レギュラーシーズンの上位6チーム、下位6チームの2グループに分かれての1回戦総当りのリーグ戦「ファイナルシーズン」(12月22日~2024年1月14日)を経て、合計勝ち点で年間優勝チームが決定する。