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町田市、「ゼルビアJ1予算」計上 バス輸送の強化、LEDナイター照明など

芝溝街道から中央第2駐車場までの区間から見たスタジアム

芝溝街道から中央第2駐車場までの区間から見たスタジアム

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 FC町田ゼルビアのJ1昇格を受けて町田市は11月10日に開く市議会臨時会で、町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場)のバス輸送の強化などに関する補正予算約5,940万円を計上するとともに、ナイター照明を早期に整備するための議案を提出する。

野津田公園のバス輸送対策

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 最大1万2000人の来場者を同スタジアムに受け入れた今季のJ2リーグ公式戦は、試合終了後のバスの待ち時間、スタジアム周辺の交通渋滞による移動時間の長さなどが問題になっていた。

 J1昇格で来季、スタジアム収容可能な1万5000人規模の試合が多く見込まれることから、シーズン開幕前の予算措置で対応を図る。来場者の内訳見込みは、バス(路線バス・貸し切りバス)=約8000人、自家用車=約4500人、徒歩・自転車=約2500人。

 バス輸送対策では、野津田公園内バス降車場の整備や町田駅発着のバス運行を実施。試合開催時に利用している中央第2駐車場出入り口部の段差を解消してバス輸送の円滑化と輸送能力を強化する。

 町田駅発着バスは1イベント当たり20便を運行し、1000人を輸送。町田駅前デッキのウオールギャラリー整備と合わせて、市の魅力発信や中心市街地への集客につなげる。

 「登山道」とも揶揄(やゆ)される芝溝街道(野津田車庫バス停)から中央第2駐車場までの区間は、来場者の安全性の確保と周辺エリアへの迷い込みを防止するため、歩行者動線の環境改善工事を行う。

 将来的には、芝溝街道からの大型バス乗り入れを可能にする、バス転回広場とアクセス道路を整備。来場者の利便性向上と大型イベント時の混雑や渋滞を緩和する。バス転回広場は2026年度の利用開始に向け、本年度に予定地の測量を行う。

 ナイター照明はJリーグとの調整の結果、来シーズン開幕までにLED化するために工事契約の時期を早める。整備費は当初予算で約4億5500万円。

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