J2優勝でJ1昇格を決めたFC町田ゼルビアが11月18日、JR町田駅前の原町田大通り(町田市原町田4)で祝賀パレードを行った。
パレードには、エリキ選手、ミッチェルデューク選手ら4選手を除く全選手と黒田剛監督、藤田晋社長、石阪丈一市長のほか、長年のファンである谷原章介さんらが2台のオープントップバスに分かれて乗車した。
沿道には約8000人のファン、サポーターなどが集まり、太陽の光に照らされながら進むバスに大きな声援を送り、選手、監督らとチャントを合唱して喜びを分かち合った。
その雰囲気について、「一生の思い出になる最高のセレモニー」(奥山政幸キャプテン)、「僕の青春の詰まった町田駅で、まさか大人になってこういった景色を見ることができるとは想像もできなかった」(太田宏介選手)などと興奮気味に話す。
「想像できないくらいの人数で、ちょっとびっくりした」と黒田監督。「ファン、サポーターのみならず市民の方もこれだけ応援してくれていたことをひしひしと感じた。ここに集まってくれた方々が1人でも多くスタジアムに足を運んで応援してくれれば、一層盛り上がるし、その期待に応えるという責任も芽生えてくる。浮かれてはいけないと身の引き締まる思いがした」とも。
藤田社長は、パレード前に町田市役所で行われたJ1昇格報告会で、「スタジアムの交通問題に光の速さで対応していただいた。『サッカーに予算を(なぜつけるのか)』という声もあるが、鹿島や浦和のように街が小さくても全国に名を轟かせているように、J1で優勝して、さらに世界に町田の名を轟かせて、市民の誇り、生きがいになるようなチームにしたい」と挨拶。
石阪市長は「黒田監督の手腕に敬意を表したい。来シーズンはトップを争うことを確信している。一層頑張ってもらいたい」と期待を寄せる。