Fリーグディビジョン1第22節が12月10日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田がバルドラール浦安に3対2で勝利した。観客数は過去最多の2275人。
町田は計6つの警告を受けて第2PKも献上したが、GKジオヴァンニ選手が立ちはだかり、粘り強く戦う中で、荒川勇気選手が2ゴールの活躍。浦安のパワープレーを1失点に抑えて逃げ切った。
試合後、甲斐修侍監督は「相手チームとは無関係のところで、おそろしいほどの難しさを感じた」と審判の判定に疑義を示しつつ、選手の成長を誇る。
「戦術的な部分以上に勝負に対するメンタリティーを身に着けさせることを重視して育成してきた年代がトップチームに昇格し、生え抜きではない原辰介選手がピッチ上で地味ながらもチームに大きな貢献をしてくれた。集中力と忍耐力を持つ選手が揃っている」(甲斐監督)
「チームメートの成長を感じた」と原選手。町田は今シーズン、チーム史上最多の8連勝を記録後、再び7連勝。勝負強さを見せつけ、2位の名古屋に勝ち点差4でファイナルシーズンに突入する。
1回戦総当りのリーグ戦ファイナルシーズンは12月22日~2024年1月14日、町田・名古屋・墨田の3会場で行われる。ペスカドーラ町田は22日に大阪、24日に大分と町田市立総合体育館で対戦。最終日の1月14日に名古屋と墨田区総合体育館で対戦する。
過密日程での戦いに、「自信しかない」と胸を張る甲斐監督。初の日本一に向けてチームの士気は高まっている。