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相模原の公設「アーバンスポーツ広場」改修へ トップアスリート輩出拠点

小山公園ニュースポーツ広場

小山公園ニュースポーツ広場

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 相模原市は今年、小山公園ニュースポーツ広場(相模原市中央区小山4)の改修工事を行う。

相模原市出身プロスケートボーダーの藤澤さん

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 同広場は2002(平成19)年にオープン。施設面積は3000平方メートル。アーバンスポーツができる公園は当時、全国でも数が少なく、東京オリンピックに出場した白井空良選手が幼少期から同所で練習するなど有力選手を輩出している。

 改修の理由は、オープンから20年が経過し、スケートボードエリアの路面が荒れるなど老朽化が激しい状態であるため。改修のコンセプトは「あらゆる世代が楽しめる、シンボルとなる、アーバンスポーツの拠点づくり」。選手や利用者の意見も取り入れながら決めたという。

 スケートボードエリアは、初級者から上級者まで楽しめるように計画。クオーターパイプ=4、バンク類=4、ステア類=2、ボウルなど14のセクションを配置する。

 3on3バスケットボールエリアはゴールを、一般用4基、ミニバス用2基に増設し、アクリル樹脂系塗装のデザイン性の高いコートに変える。ストリートダンスエリアは、スケートボードエリアと区分けして気軽に利用できるようにするという。

 昨年の日本オープンで優勝し、2024年のパリ五輪出場を目指す相模原市出身の藤澤虹々可さんも同広場で幼少期から練習していた。改修について、「ここは仲間同士で教え合って、うまくなろうという雰囲気がある。私も子どもの頃に教えてもらい、今は教える場面が増えてきた。誰もがスケートを楽しめる広場のままであってほしい」と期待を寄せる。

 相模原市は昨年10月から、同広場を含むスポーツ・文化関連17施設の子ども利用を無料化。同広場の子ども利用者数は、対前年同月比で約2倍に増えている。藤澤さんは「弟など小さい子を3人連れてくるので、1人240円分がかからないのはうれしい。リニューアル後は大会に向けた練習にも利用したい」と話す。

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