J1リーグ第3節が3月9日、町田GIONスタジアム(町田市野津田町)で行われ、FC町田ゼルビアは鹿島アントラーズに1対0で勝利した。入場者数は1万1901人。
町田に名門チームを迎えての一戦。1勝1分同士の上位対決はゴール裏を埋め尽くしたファン・サポーターの熱い応援でスタジアムのボルテージが高まっていく。
試合は勢いを持って試合に入った町田が敵陣でのプレスで、町田から鹿島に移籍した日本代表メンバーの佐野海舟選手からボールを奪うと、左サイドで抜け出した平河悠選手がキーパーの股を抜くシュートでネットを揺らす。
後半も、町田が組織された守備からの攻撃や球際の強さで、鹿島に決定的なチャンスをほとんど与えず、試合終了。前節の名古屋グランパスに続き、オリジナル10を下して2連勝。勝ち点で首位に並ぶ順位をキープした。
平河選手は得点に加えて、バスケス バイロン選手が負傷交代した後半、左サイドから右サイドへポジションを移してチームに貢献。2022シーズンまで町田を率いた、鹿島のランコ ポポヴィッチ監督は、「彼に決められたことはもちろん悔しいことだが、彼の能力は近い将来日本代表に入っていくものだと思う」とたたえた。
町田の次のホームゲームは3月30日、サガン鳥栖と対戦する。