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町田駅周辺の大規模リニューアル検討へ 町田市が街づくり予算化

新バスセンターと多摩都市モノレール新駅の設置を想定する街区

新バスセンターと多摩都市モノレール新駅の設置を想定する街区

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 町田市が2月13日、2025年度の予算案を公表した。

町田駅前交流拠点 はっとまちだ

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 一般会計と特別会計を合わせた総予算額は3,305億391万円で、対前年度比176億6,874万円(5.6%)の増加となる。2025年度の特徴は、歳入で市税収入の伸びなどで過去最高額の727億円を計上。街づくり、教育環境、子どもの居場所整備、子ども関連施策の充実に取り組む。

 街づくり関連では、町田駅周辺の中心市街地開発の推進、鶴川駅周辺と相原駅周辺の再編整備、多摩都市モノレールや小田急多摩線の延伸に関わる事業、野津田公園へのアクセス性向上や同公園内に開設するスケートパークの設計、(仮称)国際工芸美術館や芹が谷公園エレベーター棟の整備を盛り込む。

 町田駅周辺では、大規模なリニューアルに向けた街づくりに取り組むため、計2億6,871万円の予算を計上。4地区ほかで検討を進め、2030年~2040年ごろの都市計画決定を目指す。

 4地区の導入機能イメージは、A地区(町田東急ツインズWEST・町田モディ付近)=「新しいバスセンター、多摩都市モノレール新駅」、B地区(小田急線町田駅南口付近)=「オフィス、シネマコンプレックス」、C地区(パリオ町田・西友町田店付近)=「演劇やミュージカルのライブホール」、D地区(都営森野住宅付近)=「音楽・演劇ホール、広場、都市型住宅」。

 D地区はリーディングエリアとして、音楽・演劇ホールや広場の導入に向けた検討を深めるとともに、横浜線横断アンダーパスや境川橋梁橋梁(きょうりょう)再整備などの検討や設計を進める。

 4地区とは別のJR町田駅南地区では、老朽化の著しい「原町田一丁目駐車場」を2025年度内に閉鎖し、再開発事業に向けてJR東日本などと協議を進める。

 原町田大通りでは、来街者が休憩や飲食をできる場所を提供し、地域イベントの情報発信や商品販売などの案内を行う「町田駅前交流拠点 はっとまちだ」を新設する。

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