
相模原市は4月30日、民間アイススケート場の実現可能性に関する調査結果を公表。相模原麻溝公園(相模原市南区麻溝台)を有望整備候補地として抽出した。
調査は委託事業者のPwCアドバイザリーが実施。2027年3月末に廃止される公共施設「銀河アリーナ」(中央区弥栄3)に代わって、民間事業者が独立採算で運営するアイススケート場の設置・運営の可能性を検討した。
民間事業者ヒアリングや市民・競技団体アンケートを実施し、同市におけるアイススケート場の必要性を整理したうえで、事業手法や整備候補地、利用ニーズなどを分析した。
有望整備候補地にあげられた相模原麻溝公園は、鉄道駅からのアクセス性に課題はあるものの、公園やスポーツ施設などとの近接・一体化、周辺環境整備を最小限に抑えられること、駐車場台数の確保、早期の事業化などで優位性が高いと評価された。ただし、採算性確保のため、一定の市負担が必要となる。
同公園内の候補地はスポーツ広場とスポーツスクエア。市は調査結果をふまえて、対応方針を検討するという。