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相模大野にクラフトビールと日本酒の専門店「サケオタ」  生産者支援も

サケオタを経営する五十嵐さん

サケオタを経営する五十嵐さん

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 クラフトビールと日本酒の専門店「サケオタ」(相模原市南区相模大野7、TEL 042-705-9777)が6月6日、小田急線相模大野駅の東口南出口近くにオープンした。経営はLita(座間市)。

サケオタ店内

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 場所は駅から徒歩1分の住宅エリア。約30年間営業した海鮮居酒屋「八重ちゃん」跡に出店した。店舗面積は約90平方メートル。席数はスタンディング=約10人、テーブル=約48席。大型スクリーンも備え、ブルワリーを招いたイベントなどで活用する。

 特徴は、ブルワリーを招くイベント「タップテイクオーバー」の運営方法。同社代表の五十嵐臣志さんは「遠方から来てくれるブルワリーの負担を減らし、利益を最大化したい」という考えから、場所代を取らず、イベントで提供するビールの売り上げを全額ブルワリーに還元する方式を採用する。

 居酒屋業界で約20年のキャリアを持つ五十嵐さんは、コロナ禍を機に、ブルワリーや酒蔵など、お酒の「造り手」に直接貢献できる店を開きたいという思いから独立を決意したという。店名は「お酒のオタクが集まる店」に由来し、お酒を飲むだけでなく、好きな銘柄やブルワリーを応援する「推し活」の場を提供することをコンセプトに掲げる。

 五十嵐さんは「うちで飲んで終わりではなく、お客さまがブルワリーのECサイトで直接商品を購入したり、実際に現地へ足を運んだりするきっかけを作りたい。この店が、生産者と消費者をつなぐハブのような存在になれれば」と話す。

 提供するクラフトビールは国産を中心に常時8種類。ラインアップは固定せず、客からのリクエストも取り入れながら柔軟に変更しているという。日本酒は約70種類をそろえる。

 レモンサワーなどの定番ドリンクも用意し、専門店になじみのない人でも利用しやすい間口の広さも特徴。「クラフトビール好きが、まだその魅力を知らない友人を誘いやすい店にしたかった」と五十嵐さん。料理は、長年の居酒屋経験を生かし、酒に合う一品料理を提供する。客単価は3,800円。

 今後は酒販免許を取得し、ビールや日本酒のボトル販売も始める予定。店内にはブルワリーのオリジナルTシャツやグッズを販売するコーナーも設け、「推し活」を多角的にサポートしていくという。

 営業時間は17時~23時(金曜~日曜・祝日は12時~)。火曜定休。

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