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和光大が野外アート展 鶴川・岡上の里山に作品32点

ワークショプで制作した作品を緑地に展示

ワークショプで制作した作品を緑地に展示

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 和光大学の学生による野外アート展「サトヤマアートサンポ」が現在、岡上地域(川崎市麻生区)で開かれている。主催は和光大学地域連携研究センター(町田市金井ヶ丘5)。

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 地域の自然環境や農とアートが出会う場として、2015年に黒川地域(麻生区)でスタートし、今年が11回目。地元町内会や農家などの協力を得て、私有地、川崎市の特別緑地保全地区、営農団地など7カ所に展示する。

 作品数は、同大学の学生とアーティストの教員による計32点。里山環境に着想を得た作品が多い。「単位とは無関係のプロジェクト。自発的に参加した学生は、地域と関わるプロジェクトを通して大きく成長する」と同大芸術学科の詫摩昭人教授。

 鑑賞者は起伏に飛んだ山林と農地を抜けるコースを約2時間、マップを片手に作品を探しながら散策する。マップはエリア内3ヵ所の総合案内板で配布。鶴川駅最寄りの総合案内板は、駅南口の鶴見川・川井田人道橋を渡った道路突き当りの「さんかくガーデン」。

 開催時間は10時から日没まで。教員と学生スタッフが作品解説するツアーを最終日の11月16日に実施。アーティストの淺井裕介さんが同行する。さんかくガーデンを14時スタート。申込不要。参加無料。期間中の8日と9日は大学祭も開かれる。

 岡上地域は四方を町田市と横浜市に囲まれ、川崎市のいずれの地区とも接していない飛び地。小田急電鉄鶴川駅の徒歩圏だが、豊かな緑地・田んぼ・水源にめぐまれた里山が残されている。町田市と隣接するエリアは今後、鶴川駅周辺再整備事業に伴い、都市化の進行が予想される。

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