自主制作映画祭「オンチ映画祭」が11月28日、町田市民フォーラム(町田市原町田4)で開催される。主催はオンチ映画祭実行委員会。
既存の安定した面白さから少しズレた「オンチな作品」を上映する同映画祭は今回が10回目。同実行委員会がセレクトした作品と一般公募作品計5作品を上映する。
セレクト作品は、真夜中の新宿で所持金がなく途方にくれる男女を描いた「トウキョウサバク」(文園太郎監督)、父・娘・金魚の物語「山田」(山崎博英監督)の2本。公募作品は、悪夢が現実化する「SOMARISHI」(後藤純監督、静岡)、同じマンションに住む奇妙な住人たちをブログに書く営業マンが登場する「新約ロベルト」(サッキー監督、静岡)、ラブレターを燃やすことが趣味の女性を描いた「恋心に火をつけて、恋文に火をつけて」(牛越大輔監督、大阪)の3本。
同実行委員会代表の中村元洋さんは「商業映画とは一歩違った面白みのある自主映画を広く浸透させていきたい。『全作品が最高』だったというよりも、上映作品の中でどれか一つ記憶に残って離れない自主映画と出会ってほしい」と話す。
上映開始は18時30分。入場無料。