町田のデザイン専門学校が修了制作展-市庁舎移転後の都市像を提案

小田急町田駅北口エリアのイメージパース

小田急町田駅北口エリアのイメージパース

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 町田・デザイン専門学校(町田市森野1)で建築を学ぶ研究助手の修了制作展が2月11日より、ギャラリーJ(中町1)で開催されている。

 出展者は、粕谷この絵さん、加藤広大さん、小島泰介さんの3人。学生時代を過ごした街、小田急町田駅北口エリアを対象区域として共同で制作した。地元へのアンケート調査で、「ゆっくりできる公園がほしい」「建物の高さを制限する」「通りをもっとおしゃれに」などのニーズを把握。地形を生かしたスロープや有機的な形状の人工地盤を既存建物の間に挿入することで、歩行者と自動車を分離し、店舗と住宅が緩やかにつながる緑豊かな中層の街並みを提案した。

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 「良い街には良い暮らしがあると思う。多くの人が交流できる空間を随所に配置した」と話す粕谷さんは特技を生かし、街並みを大きな模型で再現。加藤さんは駅北口の斜面にサルビアを植えて、やわらかい雰囲気をもたらす。小島さんは、駅と新庁舎のルート上にある集会場を新たにデザインした。

 同校建築デザイン科学科長の飯田有登さんは「工務店やリフォーム会社に就職する学生が多いため、人の暮らしに密着した課題を出した。提案は現実的には実現不可能だが、繁華街から少し外れたエリアに『人の目線』からの付加価値を与えている」と解説する。

 制作期間は2カ月。「助手をしながらの制作はとてもハードだった。空き時間はひたすら制作に励んだ。共同制作は初めての経験で、何度もけんかした(笑)」と3人は口をそろえる。「学外の展示は初めて。多くの人に見てもらいたい」と期待する。

 開催時間は10時~18時。2月26日まで。

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