鶴見川流域の自然や環境活動を紹介する「鶴見川源流祭」が5月9日、都立小山田緑地内の「みはらし広場」(町田市下小山田町)で開催される。主催はNPO法人「鶴見川源流ネットワーク」(小山田桜台2、TEL 042-798-2693)。
同企画は、鶴見川流域で連携する市民団体と行政が一堂に集い、鶴見川源流域の環境について考え、情報交換などを行う交流会。開催は今年で20年目。昨年は約500人が来場したという。
当日は、流域の約30の市民団体などが模擬店や活動内容の紹介、河川行政の広報展示を行うほか、ナチュラリストゲームや源流ウオッチングなど自然にふれあう企画を用意する。そのほか、20周年記念のパネル展示や記念グッズの販売も。源流付近の井戸水を使ったオリジナルブレンド「源流コーヒー」や地場野菜を用いた「源流鍋」も提供する。
同NPOスタッフの小林さんは「行政や大学、市民団体と協力し、鶴見川の変化を紹介していきたい」と話す。
鶴見川は、洪水や汚染の問題で頻繁に話題となる典型的な都市河川だが、最近では、アユの遡上や町田市北部丘陵の最源流域の保全が進むなど、河川流域の自然環境への注目が高まってきている。全長42.5キロ、流域面積235平方キロの一級河川。流域内人口は約188万人で、流域内人口密度は全国109水系中1位(2003年現在)。源流は、町田市の北部に位置する田中谷戸の湧泉(ゆうせん)。
開催時間は12時~15時30分。源流ウオッチングは同5日までに申し込みが必要。