町田の老舗・猫カフェ「ねこのみせ」が5周年-猫スタッフは17匹に

猫おやつでモテモテの会社員

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 関東初の猫カフェ「ねこのみせ」(町田市原町田1、TEL 042-722-0544)が6月末で開店5周年を迎えた。オーナーの花田憲昌さんは「猫カフェが世に知られていなかった時代。オープン当初は、猫のストレスが心配で宣伝をほとんどしなかったので赤字続き。つぶれるかと思った(笑)」と振り返る。

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 開業のきっかけは、花田さんが台湾旅行の際に立ち寄った猫カフェ「猫花園」。同様の店が日本にもあれば、と考え日本向けにアレンジした。「台湾式は食事している横に猫がいるタイプの店。日本では保健所の許可が下りないので、衛生面でシビアな食事メニューをなくし、ドリンクのみを提供することにした。また、時間料金制とすることで平均滞在時間が長くても経営的に成り立つようにした」。現在は池袋で2号店「猫のいる休憩所299(肉球)」も経営する。

 店舗面積は19坪。席数は26席。カーペットの床にソファや座卓を配置。最新刊の漫画を定期的に入れ替える。「靴を脱いで、ごろりと横になれる、自分の居間のような空間にした。そこに猫がいるだけで心地が良い」。

 在籍する猫スタッフは17匹。開業当初からいるメスの茶太狼(雑種)とオスの「ヴィクトリカ」(ベンガル)夫婦がボスとして店を取り仕切る。当初は4匹でスタートしたが、子猫の引き取りや保護猫の受け入れ、ブリーダーからの購入、出産などにより増員した。

 料金は10分150円で2時間パック(1,500円)と平日3時間パック(1,800円)の割引パックも用意する。ソフトドリンクは200~500円。平均滞在時間は90分。客層は20~30歳代がメーンで、自宅で猫を飼っていない人が多いという。

 「3割くらいがリピーターで、お気に入りの猫に会いにくる方も。猫に好かれると、入口で猫が出迎えてくれることもある」。猫に好かれるコツは、「食べ物とスキンシップ。人間と変わりません(笑)。開店直後か夕方以降は猫が起きていることが多いので仲良くなれるチャンス。猫おやつ(300円)を活用していただければ」とも。

 営業時間は12時~22時。火曜定休。金曜は別料金。

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