市民・学生・プロのアーティストが創作する群読音楽劇「銀河鉄道の夜2012」が8月23日より、JR淵野辺駅前の桜美林大学プルヌスホール(相模原市中央区淵野辺4)で上演される。
同公演は2007年初演。宮沢賢治の名作を群読、演技、ダンス、ピアノとパーカッションの生演奏を組み合わせた新しいスタイルの舞台として好評を博した。以来、毎年内容をブラッシュアップしながら今年で6年目。「銀河をかけるまち『淵野辺』の夏の風物詩として親しまれている」という同ホールのレパートリー作品。
演出・プロデューサーは同大の准教授で、全国で市民参加作品を手がけている能祖將夫さん、音楽監督・ピアノに日本を代表するジャズピアニストの佐山雅弘さん、パーカッションには他ジャンルとのコラボレーションでも活躍しているはたけやま裕さん、振付・ダンスに若手ダンサー井上大輔さん。加えて130人の応募者の中からオーディションで選ばれた12歳~70歳まで23人の市民・学生が出演する。
能祖さんは「今回は舞台上に水を張るなど演出に趣向を凝らした。私の敬愛する宮沢賢治の作品は美しく豊かな言葉に溢れている。『銀河鉄道の夜』以外の詩や物語の言葉を使った場面もある。『群読』とはいいながら、体を張った演技、歌、ダンス、ボディパーカッションなど、さまざまな見所があるので、ご期待いただければ」と来場を呼び掛ける。
開演時間は同大サイトで確認できる。24日・25日にはアフタートークを予定。入場料は、前売り=1,000円、当日=1,200円。8月26日まで。