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町田・版画美術館で「空想の建築」展-柴門ふみさんトークも

野又 穫(のまた・みのる)「遠景-3/Skyglow-H3」2008年 アクリル、キャンバス 88.0×227.7cm 群馬県立近代美術館寄託

野又 穫(のまた・みのる)「遠景-3/Skyglow-H3」2008年 アクリル、キャンバス 88.0×227.7cm 群馬県立近代美術館寄託

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 この世には存在しない建築を描いた作品を紹介する企画展「空想の建築 -ピラネージから野又穫へ-」が4月13日より、町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)で開催される。

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 昨年25周年を迎えた同美術館が展開する「+αな美術館」シリーズ第1弾。版画だけでなく、絵画や立体、書籍など180点の作品で、「見る者をはるかな世界へと誘う」ことを目指す。

 出展作家は、古代ローマの空想的復元を版画として結実させたジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージのほか、壮麗なバロック的空間を描いたクロード・ニコラ・ルドゥー、ジョン・ソーンなどの「紙上の建築家」、考古学的調査と想像力を駆使して古代エジプトの建造物を描いた18世紀末の絵師、野又穫さんやコイズミアヤさんなど現在活躍中の美術作家。

 関連企画として、朝日新聞に挿絵として連載されてきた野又さんのドローイング約80点を展示。東日本大震災に一時は描くことから遠ざかってしまうほどの衝撃を受けたという「作家の思索の軌跡と今後の展開を予兆する新たな可能性を内包」する不思議な世界観を紹介。漫画家、エッセイストとして活躍する柴門ふみさんとの対談も5月19日に予定する。対談は町田市イベントダイヤル(TEL 042‐724‐5656)で4月11日正午から先着順で受け付ける。

 開館時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。月曜休館(月曜が祝日の場合は開館、翌火曜休館)。観覧料は、一般=800円、高校・大学生・65歳以上=400円、中学生以下無料。6月16日まで。

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