2050年にサッカーの世界チャンピオンに勝てる「自立型ロボットのチーム」をつくることを目指すロボカップジャパンオープンが5月4日~6日、玉川学園(町田市玉川学園6)で開催される。
期間中、サッカーのほか大規模災害でのロボットの応用を目的とした「ロボカップレスキュー」、人間の生活環境での実応用を目的とした「ロボカップ@ホーム」、次世代の技術の担い手を育てる「ロボカップジュニア」の4種目に日本全国から計293チームがエントリー。世界大会への出場を目指す。
注目は、コンピューター上のスクリーンフィールドで人工知能プログラミングされた11対11のプレーヤーがサッカーを行う「シミュレーションリーグ」。今回初めて3D部門で11対11での試合が実現する。「ロボカップ@ホーム」は日本のチームが過去5回の世界大会で2度の優勝、2度の準優勝を果たすなど世界的に見てレベルの高いリーグ。
特別講演では、東日本大震災で福島第一原発原子炉建屋内に投入された災害対応ロボット「Quince」の開発者の一人である田所諭・東北大学大学院情報科学研究科教授が「大規模災害に挑む-ロボティクスの挑戦-」をテーマに登壇。「Quince」実機を展示するほか、同大会参加ロボットや開発メンバーが東日本大震災などの被災地で救助・復興支援活動を行った様子をポスターで紹介する。
開催時間は10時~18時(最終日は15時まで)。入場無料。