FC町田ゼルビアは1月18日、町田市立陸上競技場で新監督就任と新加入選手の会見を開いた。ゼルビアは4シーズンぶりに相馬直樹さんが監督に復帰。昨シーズンから選手を大きく入れ替え、新設「J3」で新たなスタートを切る。
新加入選手は、GK=高原寿康(清水エスパルス)、島崎恭平(桐蔭横浜大学)、千葉奏汰(FC町田ゼルビアユース)、DF=吉井直人(カターレ富山)、星野悟(ザスパクサツ群馬)、原田圭輔(ベガルタ仙台)、望月理人(早稲田大学)、石川喬穂(国士舘大学)、MF=李漢宰(FC岐阜)、鈴木崇文(ファジアーノ岡山)、垣根拓也(立命館大学)、FW=遠藤敬佑(ザスパクサツ群馬)、中島康平(FC岐阜)、戸高弘貴(立命館大学)の14人。千葉選手はゼルビア育成世代から初めての昇格。
監督就任の経緯について、4年前、相馬監督の下でコーチを務めた丸山竜平強化部長は「チームとしての一体感を取り戻したいと相馬さんに話をした。当時のスタッフがクラブに多く残っているので、同じ方向を向くことができると考えている。しっかり戦えるチームづくりを考えながら、選手と一緒に頑張ってもらいたいとお願いした」と説明。
「自分自身4年前とは違うし、クラブも選手も違う。イチからのスタート」と相馬監督。「ゼルビアを離れてから、監督解任やコーチ初就任など多くの経験をした。ただ、大事にしたいことはそれほど変わっていない。幅はできたと思うので、その結果が表れるように頑張りたい」と気を引き締める。「試合後、『来週も試合を見に行こう』と言ってもらえるように、選手がいきいきとチャレンジする姿を1試合でも多く見せたい。野津田を満員にできれば」などと抱負を明かした。
「どのクラブもJ2昇格を目指し、補強をしている。J3は楽なカテゴリーではない。Jリーグから理念推進費5,000万円をいただいたが、去年のような結果。金をかけたから、いい選手をとったからといって強いチームができるわけではない」と下川浩之社長。
「他のJクラブから加入した選手は、もとのクラブで力を発揮していれば、うちに来ることはなかった。ポテンシャルはあるので、相馬監督の下で修正する。新卒加入の選手はプロのスタートラインに立てた選ばれた人間で今後に期待している。基礎をしっかりして、J2から落ちないチームを作ることが町田のサッカー」と力強く語った。
ゼルビアは1月25日、玉川大学でサポーター会員向けの新体制発表会を開催する。J3開幕は3月9日。