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相模原で「炊き出しグランプリ」-有事での食事提供スキル競う

仙台で行われた昨年のイベントの様子

仙台で行われた昨年のイベントの様子

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 東日本大震災での教訓をもとに「炊き出し」の技術を競うチャリティーイベントが3月9日、相模大野中央公園(相模原市相模大野4)で開催される。主催は、全国の中小食関連企業で構成する一般社団法人「エコ食品健究会」(緑区日連、TEL 042-684-9656)。

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 被災地での炊き出し支援は、食の提供や心の交流をもたらす一方、「配膳予定時間に間に合わなかった」「コミュニケーションの行き違いで口論になった」などのトラブルが発生したという。炊き出しのスキルやモラルを高めるため、出店団体を一定の基準で評価しグランプリを決定する。

 被災地以外の開催は相模原市が初めて。首都圏直下型地震を想定し、来場者に炊き出しの体験と震災などの有事の備えを考えてもらう内容とした。

 炊き出し体験ゾーンでは、地元の飲食店のほか、陸前高田のカフェ、気仙沼横丁の立ち飲み店、南三陸の漁協直販所、インスタント食品メーカーなど19団体が出店し、食事を提供する。ワークショップ・物販ブースは24団体が参加。電力調達、火起こし、飲料水確保、ロープの使い方、非常用簡易トイレ体験、カレー調理など有事に役立つスキルをレクチャーする。

 被災地の物産品も販売。イベントの利益は被災県の復興寄付金口座ならびに被災地の食関連団体や個人へ全額寄付する。

 開催時間は10時~16時。入場無料、寄付額に応じて飲食と交換できる参加券(体験券)を配布する。

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