女子サッカー「プレナスチャレンジリーグ」の今シーズン開幕戦が4月5日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ノジマステラ神奈川相模原がセレッソ大阪堺レディースに3対2で勝利した。観客数は454人。
全国リーグ2部で昨年4位のノジマは今シーズン、チーム名に「相模原」を加えた。相模原市からホームタウンチームに認定され、創部3年目にして神奈川県初の1部「なでしこリーグ」昇格が視野に入った。
試合は開始1分、新加入のFW南野亜里沙選手(関東学園大学)が相手ボールを奪って直接ゴールを決める。13分にもゴール前の混戦から南野選手が押し込み2点目。3分後にも、右サイドの尾山沙希選手からの絶妙なクロスを吉見夏稀選手がフリーでゴール右隅に流し込み3点目。立ち上がりの不安定な大阪の守備を突いた相模原がリードを広げる。大阪も31分、相模原のミスから1点返して前半終了。
後半は前半と逆の展開。開始1分、相模原のパスを奪った大阪がシュートを決めて1点差に詰め寄り、攻勢をかけるも相模原がなんとかしのぎ、ホーム開幕戦を白星で飾った。
試合後、菅野将晃監督は「昨年よりも各チームの力の差は狭まっている。自分たちの力を出せなければ、勝てる相手に引き分けたり、負けたりする要素が今日のゲームで示された。メンタルな部分を持ち直し、より強い気持ちで次のゲームにいきたい」と課題を挙げた。
今年の目標は「自動昇格(優勝)」と同監督。「ホームタウンチームの認定の下、地元地域に根差して共に歩んでいくのがクラブのコンセプト。拍車を掛けてやっていきたい。(なでしこに昇格する)来年以降のことも視野に入れ、近隣市町村でもホームゲームを行い、より多くの人に試合を見てもらいたい」とも。