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多摩モノレール延伸「促進」へ決起-町田市でシンポ

多摩都市モノレールの整備状況

多摩都市モノレールの整備状況

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 多摩都市モノレールの町田方面への早期延伸を目指すシンポジウムが6月30日、町田市内で行われた。

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 来年予定される交通政策審議会の答申で「整備を推進すべき路線」の格付けを得ることが課題。シンポジウムには、国土交通省の街路交通施設課長、町田商工会議所会頭、町田市議会議長、町田市長らが登壇。モノレール延伸による健康福祉の増進、交流人口の拡大、少子高齢化社会のまちづくりや団地再生のあり方などをテーマに活発な意見を交わした。

 今後の活動について登壇者は「モノレール延伸について議会では賛否あるが、議論して決めていきたい」(市議会議長)、「相模原市では小田急多摩線の延伸やリニア中央新幹線の駅整備がある。町田も置いていかれないよう努力したい」(商工会議所会頭)などと意気込みを見せる。

 「交通政策審議会の答申まで時間がない。皆さんの協力をお願いしたい」と石阪丈一市長。「モノレール延伸で実現できる『さまざまな価値』を深めていくとともに、その価値を宣伝してモノレールをつくることをPRしたい」とも。

 モノレールは現在、多摩センター~上北台間で営業。延伸を求めるルートは多摩センターから小山田桜台団地や町田山崎団地を通りJR町田駅を結ぶ約13キロ。2000年の運輸政策審議会(現・交通政策審議会)答申で、「今後整備について検討すべき路線」に位置付けられている。

 モノレールの導入空間を確保するためには、幅員22メートル以上の道路整備が必要。町田市が想定する多摩センター駅から町田駅間のルート約13キロのうち、導入空間が既に確保されているのは約7キロ。道路計画がない区間と道路整備未着手の区間、拡幅が必要な区間があわせて約6キロある。

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