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町田で連節バス「ツインライナー」運行開始-都内初、定時性確保へ

町田バスターミナルに進入するツインライナー

町田バスターミナルに進入するツインライナー

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 町田駅と山崎団地を結ぶ連節バス「ツインライナー」の運行が5月28日に始まった。事業者は神奈川中央交通(神奈川県平塚市)。

平面床が約15メートル続くツインライナーの車内

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 ツインライナーは、メルセデス・ベンツ製のノンステップ連節バス。定員は129 人で大型バスの約2倍の輸送力を持つ。車内は平面床が約15メートル続き、広々とした乗りやすい構造。リアルタイムなバス到着予測時刻と町田駅で接続する小田急線の情報を表示するディスプレーを2台設置し、乗客の利便性を高めた。運賃は通常の路線バスと同額。

 同社による連節バスの運行は、湘南台駅、本厚木駅に続く3路線目。運行は平日、通勤通学時間帯を中心に往路と復路を合わせて50便。同区間は路線バスが多い町田市の中でも運行本数が多く、ラッシュ時には2~3分に1本の間隔で運行している。ラッシュ時の定時性確保が課題となっていた。

 同日行われた記念式典で神奈川中央交通の三澤憲一社長は「車両の大きさだけでなく、非常時には車内に設置されたハンマーで窓を割って脱出するなど、規格外のバス。当社の路線バスカラーは黄色だが、『殻をやぶる色』としてピンクを採用している」と説明する。石阪丈一市長は「山崎団地にコミュニティバスとのネットワークをつくる計画。連節バスは次の路線も考えている。安全、快適な運行がなされることを願っている」と話す。

 山崎団地バス停の向かいに住んでいるという50歳代の女性は「とても良いバス。私が勤め人だったら毎日の通勤が楽しくなる。子どもも乗車を楽しみにしている」と笑顔で話し、家族とともにツインライナーと記念撮影をしていた。

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