J3第27節、FC町田ゼルビアはホームでガイナーレ鳥取に1対2で敗れた。観客数は2012人。
大雨の影響でグランドに大きな水たまりができ、両チームともに思うようなプレーができないなか、序盤は鳥取がFWハマゾッチ選手の高さを生かした攻撃で町田ゴールに迫る。町田はFW久木野聡選手のドリブル突破からPKを獲得するも、相手ゴールキーパーが好セーブ。それでもこのプレーをきっかけに町田が主導権を握るとアディショナルタイムに戸高弘貴選手が相手DFをかわして先制ゴールを決める。
後半、サイドを変わった町田は鳥取ゴール周辺にできた水たまりに苦戦。鳥取は比較的グラウンド状態の良い町田ゴール周辺でのパス交換からMF安田晃大選手が同点弾。さらにコーナーキックからハマゾッチ選手がヘディングシュートを決め、アウェーで勝ち点3を奪った。本節、AC長野パルセイロが勝利したため順位が入れ替わり、町田が3位に落ちた。
試合後、相馬直樹監督は「後半はボールの処理が難しいので、相手DF裏にボールを落とそうという話をした。比較的グラウンドの状態が良かったバックスタンド側(左サイド)から攻撃のポイントをつくることができたが、最後のところで勝負にならなかった」と振り返る。
次節は10月12日、首位のツエーゲン金沢をホームで迎え撃つ。J2昇格には最低でも2位以内でシーズンを終えなければならない。「直接対決で勝ち点差を詰めたい」(相馬監督)。
この日は、映画「まほろ駅前狂騒曲」公開記念の「まほろマッチ」として開催され、大森立嗣監督がスタンドで町田を応援した。特設テントでは出演者の瑛太さん、松田龍平さんによる町田サポーター向けの動画・音声メッセージを配信、映画のコラボTシャツを販売した。