「オンチ映画祭」-安定した面白さからズレた自主制作映画を上映

第8回オンチ映画祭ポスター

第8回オンチ映画祭ポスター

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 町田市民フォーラム(町田市原町田4、TEL 042-723-2888)で9月22日と23日、自主制作映画の上映会が開催される。主催は、オンチ映画祭実行委員会。

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 「オンチ映画祭」と名づけられたこの上映会は、既存の安定した面白さから少しズレた「オンチな作品」を上映するもので、自主映画作品の不完全さと向き合い、その中から新しい面白さ、価値を探していこうという思いが込められている。

 今年で8回目となる同映画祭は、同実行委員会がセレクトした作品と一般募集作品を上映する。上映作品は「待ち人」(箭川暁監督)、「水蜜桃クラブ」(村田直哉監督)、「緑薫…」(大原とき緒監督)、「グラウンド」(下倉功監督)、「夕凪ベンチ」(花田まり子監督)、「荒野の拷問」(中村元洋監督)の6作品。

 同祭上映後に大きく進展のあった監督も多い。第1回で「オンチ合唱団」を上映した高橋哲也監督は新作「なんて世界は美しい」が第10回インディーズムービーフェスティバルに準入選。第6回上映作品「手動販売機」(沖田秀樹監督)は第18回さっぽろ映画祭自主制作コンペディション部門でグランプリを受賞。第7回で「僕ニート」を上映した勝又悠監督は第4回エディロールビデオフェスティバルグランプリを受賞したほか、「ボクラノナツハオワラナイ」(エアプレーンレーベル配給)が上映待機中。第7回上映作品「スーパー大学生 片岡次郎」(秋山貴人監督)は第19回東京学生映画祭で準グランプリを受賞した。

 同祭実行委員会の中村元洋代表は「文教大学の映画サークルの上映会が発展してオンチ映画祭となった。自主映画に触れたことのない人たちに、一人でも多くその魅力に触れてもらいたいという思いで活動を続けている。自主映画はプロの映画にない、完成されていない点が魅力。上映作品は、オンチ映画祭実行委員が見つけた力作、珍品、そのほか自主映画のスタンダードな作品など、幅広い層の自主映画。初心者が楽しめるよう工夫を凝らしている」と話している。

 上映は両日とも18時30分から。

オンチ映画祭

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