台湾・中国茶と茶器の専門店「花郷(かごう)」(町田市原町田2、TEL 042-794-6594)が6月26日、オープンした。経営は悠悠チャイナ(同)。
「台湾・中国茶は、日本茶とは違うおいしさや香りがある。1度に6回程度飲めるお茶もあるので、30分位かけてドライフルーツやナッツをつまみながら、ゆったりとした時間をすごせる。オープン後、若い女性やカップルの来店も多い」と中国茶の魅力を語る同社社長の立花博之さんは、中国の高級評茶員の国家資格を持つ。
立花さんは中国の杭州茶葉研究所で、良い茶葉の見分け方や保存方法、美味しいお茶のいれ方などを学び、今年3月に高級評議員の資格を取得した。「会社を辞めて、店を開こうと2年前から準備してきた。高級評議員の試験は中国語なので大変だったが、以前から中国茶が好きだったので知識に関しては大丈夫だった」と振り返る。
「台湾・中国茶を専門に扱う実店舗は少ない。インターネットでは安心して購入できないので、商品を見ていただける実店舗を開くことにした」という店舗の面積は15坪。「常時、試飲やおいしいお茶のいれ方を教えることができるように」(立花さん)茶盤や茶器をテーブルに備え、店舗を開く前から集めていたという茶器をディスプレーした店内に商品を並べる。
「茶葉は最高品種を扱う。少品種大量受注することで、市場よりも3割程度安く提供できる。仕入れ業者は、生産許可書の取得、品質管理基準の認定取得、残留農薬検査の合格を事前にチェック、品質に細心の注意を払っている」と説明する。
取扱商品は、台湾高山茶(1,050円~4,200円/50グラム)、安渓烏龍茶(530円~1,050円/50グラム)の8種類のウーロン茶、西湖龍井(1,680円/50グラム)と碧螺春(2,100円/50グラム)の2種類の緑茶のほか、ガラスや陶器の茶杯や茶盤などの茶器。茶葉は1杯分(8グラム)も提供。価格は、凍頂烏龍=300円、大禹嶺=700円など。
今後の展開について立花さんは、「インターネット販売や花郷ブランドのパッケージなどを作っていく予定。茶器も充実させる」と意気込む。
営業時間は11時30分~19時30分。水曜、第1・3木曜定休。