施設開発に関わる調査・企画・コンサルテーション業務などを手がけるワンズ(渋谷区鶯谷町3、TEL 03-5458-7875)が先月発表した、神奈川県内の駅乗降客数上位10駅の「商業可能性ランキング」で、長津田駅が1位になった。
同社が提供する商圏分析レポートサービス「商業ビューワー」を使った同ランキング。地域に不足していて、「こんな店があったら」と思われる業種業態を発見するとともに、同業種が集まっていて、「買い回る楽しさが生まれる」業種業態を明らかにするのが特徴。
ランキングは、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなど商圏内の代表的22業種業態について、出店余力と店舗数成長性の評価を得点化し、その合計で算出した。分析対象は乗降客数順に、横浜、藤沢、川崎、武蔵小杉、溝の口、戸塚、登戸、海老名、長津田、上大岡の10駅。長津田は、JR横浜線と東急田園都市線、こどもの国線が利用可能。
レポートによると、潜在性が高い駅立地トップ3は、1位=長津田、2位=海老名、3位=上大岡。長津田は、商圏人口の多さの割には飲食店やスポーツ・玩具・娯楽・楽器店などが不足しているという。
同社の加茂隆社長は「都市周辺の街は軒並みオーバーストア状態。その中でも長津田は、人口規模の割には店舗数が少なく、つまり伸びしろがあって、現実的に店舗数も伸びている希少なポジションの街だと思う」と話す。