C.W.ニコル・アファンの森財団(長野県上水内郡)と麻布大学(相模原市淵野辺1)の学術交流協定の締結を記念するフォーラムが3月7日、同大学で開催される。
ニコルさんは1940年英国ウェールズ生まれ。カナダで環境保護運動に従事。1980(昭和55)年より長野県黒姫に居を定めて執筆活動をするとともに、同地にあるアファンの森を少しずつ買い取り、日本の伝統的な森林管理を実施。荒廃していた森の生物多様性を復活させた。
当日は、ニコルさんの講演『「森は蘇る」アファンの森から』のほか、麻布大学の野生動物学研究室教授・高槻成紀さん、林業家・松木信義さんとの対談などを行う。
「日本中の森が、野生動物と共に暮らせる豊かな森になるように…そんな願いを込めて、アファンの森でこれまでどのような森の再生を行ったのか、それに対して生物たちはどのように評価してくれたのかを考える場にしたい」(同大学)。協定締結により、同大学は今後、アファンの森の再生をより学術的な視点で評価するとともに、教育の場としても活用する。
開催時間は14時15分~17時30分。参加無料だが、事前申し込みが必要。定員は300人。フォーラムの詳細や申し込み方法の問い合わせなどは同.財団(TEL 026-254-8081)まで。