町田・仲見世商店街に2月20日、韓国屋台料理の店「南大門(ナムデムン)」(町田市原町田4)がオープンした。
商店街の通りに面して立ち食いスタンドを設ける同店。メニューは、トッポギ(480円)、チヂミ、チャプチェ(以上500円)、韓国式おでん(100円)の4品。トッポギは棒状のトック(韓国もち)をコチュジャンや砂糖を使って甘辛くいためたもの。韓国の庶民料理として親しまれ、屋台の定番メニューになっている。「おやつ感覚で食べる料理」と店長の趙さん。
韓国式おでんは、魚の練り物を長い串に刺し、だしで煮込んだもの。薬味しょうゆをつけて食べる。「日本はおでんの種類がたくさんあるが、韓国は一種類」。おでんのだし汁をスープ代わりに紙コップでサービスするのは韓国式。
店頭には趙さんが栽培した、カラシナやエゴマ、トウガラシなどを使ったキムチ数種類を並べる。価格はすべて500円。「季節の野菜を使ったキムチを提供していく」。
趙さんは来日25年。相模原市内で焼肉店などを経営する。「日本で暮らした時間のほうが長くなった。この小さな店から商売を広げて、子どものころから親しんだ本場の味を町田の新名物にしたい」と意気込みをみせる。
営業時間は12時~19時。
※2013年1月11日に営業終了