杜のホールはしもと(相模原市緑区橋本3)で12月11日、「相模原コミュニティビジネスフォーラム2010」が開催される。
コミュニティビジネスは、市民が主体となって、地域の資源や人々の経験・技術・アイデアを活用し、地域の抱える課題やニーズをビジネス的手法で解決するもの。事業の継続性を確保するため、有償でサービスを提供する事業であれば、運営主体は法人形態や資格を問わない。
コミュニティビジネスの普及・啓発と仲間作りを目的に開く同フォーラムは、今年が5年目。基調講演では、地域ブランドの開発やポータルサイトの運営などを手がけるNPO法人湘南スタイルの藁品孝久理事長が「湘南をネーミングにしたブランドづくり」をテーマに、生産者・工業者・商業者・市民など「みんながよろこぶ仕組みづくり」について話す。
事例紹介では、シニア・コミュニティサロンの運営や岡本太郎作品「呼ぶ赤い手 青い手」の修復に取り組む阿部毅さんが「うたごえが響く西門商店街から」をテーマに発表。シンポジウムでは、女性の働き方を提案するマーケティング調査会社「パルフレックス」社長の岩切淳子さんをコーディネーターに迎え、「まちを元気にするコミュニティビジネス」について考える。
主催の相模原市産業振興財団には、コミュニティビジネスの立ち上げに関する相談が例年50件程度あるという。フォーラムについて、同財団の木下さんは「同じような悩みを持っている人同士の意見交換の場となれば」と期待を寄せる。
開催時間は13時~16時30分。定員は100人で、相模原市産業振興財団(TEL 042-759-5600)への事前申し込みが必要。活動紹介パンフレット・チラシなどの展示も受け付ける。