新百合ヶ丘駅北口の川崎市アートセンター(川崎市麻生区万福寺6)で8月6日より、演劇ユニット「キリンバズウカ」の新作「マッチ・アップ・ポンプ」が上演される。
脚本・演出を手掛ける登米裕一さんを中心に2002年に結成された同ユニット。「バランスよくそろえたキャストとスタッフワーク、物語の面白さ」に定評がある。旗揚げから継続して全ての公演で右肩上がりの動員を記録。2004年には関西ぴあが選ぶ若手注目劇団ナンバーワンに選ばれた。同劇場での公演は今回が初めて。「年1回の公演ペースにかかわらずうわさがうわさを呼ぶ、今、注目のユニット」と同センターの河合千佳さん。
作品は、「どうしようもないくらいにくだらなくて、だけど愛しい我が家」の物語。登米さんは「今回は父性に焦点を当てた。すごく偉そうなことを言っていても、一方では女性にだらしなかったり(笑)。そういう定義できない『男というダサい生き物』を描くことで、答えなんかなくても大丈夫って言いたいなと考えている」と紹介する。
出演は、日栄洋祐さん、渡邉とかげさん(クロムモリブデン)、根岸絵美さん(ひょっとこ乱舞)、平田裕一郎さん、田中こなつさんほか。7日終演後にはアフタートークを開催する。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。前売りチケットは同劇場で販売中。入場料は、一般前売り=3,200円・当日=3,500円(全席指定)。今月14日まで。