特集

おおるりファームの有機栽培はつらいよ♪
#029 脳のパラダイムシフトと仕事

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有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。

#029 脳のパラダイムシフトと仕事

今年も残すところひと月を切りました。焦るような、でも年が変わるだけで何も変わらないよ、という気持ちが入り乱れています。去年も同じことを言っていたような気がすると、なんだか恐ろしい。瞬く間に月日が過ぎていくような気がします。

私の仕事は、進んでいるのか停滞しているのか未だわかりませんが、元気でいられること、今日も食べるものがたくさんあることに感謝いたします(野菜の生育が良いので、義務としてたくさん食べています)。

元気、って大切だったんですね。私の大学の同級生は先日脳梗塞になり、生死の境をさまよったそうです。幸い一命を取りとめ、2週間の入院を経て、一応元気になったそうです。私と同じ、40代後半ですので、人生何があるかわからないと、改めて思いました。

今月から、新しく農業研修に、半年限定で週一回来てくださる方が決まりました。何か、みなさまの生き方の参考になるかもしれませんのでご紹介いたします。

お兄さん(50代)は、日本で一番有名な百貨店に勤務していました。若いときから、仕事の上で楽しいこともたくさんありましたが、本部に移り、財務状況を総括する仕事になってからは、不眠症になるなど、精神的に追い詰められていきました。同僚が、精神的な病で休職するのもたくさん見たそうです。

ある日、お兄さんは、そうだ!山梨に行こう! そして、家と土地を手に入れて野菜を作り、農的な暮らしをしたい、と考えました。ここからは、すごい人だなあ、と思ったのですが、お酒も飲まないし、ひたすらに今までお金を貯めることと、運用することで、何とか生活が出来そうだということがわかったので、何とかなります!と。

一流企業にいた方がみんなでは無いとは思いますが、一流百貨店にいたお兄さんは、次は何の仕事をするべきか?何が求められているのかを瞬時に、察知できるのですね。おおるりファームには、他にも研修にたくさんの方が来ていますが、仕事ができる人とは、こういう方なのだろうと思いました。(私は一流企業に入ったことも無いし、入っていたら多分クビになっていたでしょう!)

私の脳の発達には、どこかに問題があって、部屋を片付けられない、興味があること以外は問題があっても後回しにしてしまう、空気を読めない、、、それで、パートナーからは、「お前は、発達障害だ!」とよく言われます。

ただ、昨今の「発達障害認定してほしい人たち」は、何か問題があるような気がします。医者に認定してもらって、自己正当化するのは良くないと思う。次は、どうやったら上手くいくのかを考えることは、誰にだってできることだからです。

今回のまとめは、一流企業から農的な生活、という極端な方の例を紹介しましたが、先にお知らせしたように、心筋梗塞で万が一だったら死んでしまう場合もあるので、一年、一年を楽しく暮らせるのなら、いますぐ好きな道を行く方が良いのではないかという提案です。

一ヶ月も早いし、一年も早い!!!やるなら今でしょ。

*写真は、焼き芋を焼く窯(手前)と小松菜の収穫体験を楽しむ、認知症のお友達


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*旬の野菜セット販売中! ポケットマルシェ 青木 瑠璃
*竹林の整備に興味がある方、認知症当事者、ご家族、引きこもりの方、ボランティアでお手伝いいただける方も募集しています。HATARAKU認知症ネットワーク町田 (090-3437-8123) FACEBOOKで検索できます。活動日をお知らせしています。水曜、木曜など 午前10:00~午後2:00 活動しています。ぜひご参加ください!!!
*畑の草取りなど、お手伝いいただける方を募集します!無農薬野菜の作り方がわかります。上記電話または、ooruri-farm@bl-planet.com までお知らせください!

【プロフィール】
都内では初となる農地あっせん事業(農地利用集積円滑化事業)が町田市で始まったことを機に、世田谷区からの移転を決意。農業研修を受け、それぞれイラストレーター、デザイナーから農業の道に飛び込んだ。農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てることにこだわり、東京都が認める「エコ100」を取得している。ウェブサイト
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