有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。
とても暑かった夏が終わりましたが、皆さまお元気でお過ごしでしたか?
私は午前3時、4時から働かないと暑くて大変だ!と思いながら、思っただけで通常通り日中に働きました。
今年は空調服(服に扇風機が付いているものです)を毎日使ってなんとか、昨年よりはマシに過ごすことができました。ただ、昨年より本当に疲れるから働く時間は時短にしてしまいました。だいたい午前10時~午後4時くらい。
一番暑い時間なのですが、私は帰って昼寝をするとか、かなり苦手。昼寝できないので、この時間になりました。工事現場の方々も時短にしていたみたい。工事現場の方々を見ると、かなり仕事の励みになりました。
昨年は日が明るいうち、午後6時頃まで働いたけれども今年は無理無理!倒れないうちに帰るようにしました。そのせいで、畑の一部が草ぼうぼうになってしまう、残念なこともありましたが、、。
今年の私の畑の夏野菜は初め、トマトが雨が降らなかったので大豊作、レタスは一気に大量にできて全部すぐに花になり(25度以上でお花になります)、インゲン、枝豆は花が猛暑で落ちちゃったので壊滅。
ナスもなったまま腐っておしまい。モロヘイヤは雨が少なすぎて成長しないまま花をつけて食べられない。シソは葉が柔らかくて美味しいから、木陰に作付けしているけれど、アリンコにアブラムシをたくさん付けられて千々に枯れておしまい。
昨年に続き、ピーマン、万願寺唐辛子にはカメムシが大発生。猛暑の中、地面にカメムシを落としたら、数秒で死んでしまって便利だった。その後、あまりの暑さのせいか、カメムシも減少してしまった。
てんとう虫は本当に激減してしまいました。暑さで死んだのでしょうか?てんとう虫がいないとレタスがアブラムシまみれに。白菜なども、、心配です。田んぼには、餌が取れないのか、羽が発育不全のイナゴ。ちゃんと来年生きていける?
最近になってやっと女郎蜘蛛が巣を張れるようになりました。真夏は蜘蛛さえいなかったものねえ。
さてさて、そんな中でも、暑さに強い野菜がありました!
オクラ アフリカ原産
空芯菜 熱帯アジア原産
オカワカメ 熱帯南アメリカ原産
これらの野菜は暑さに負けずにたくさん取れましたので、野菜に対する考え方を変えて、これからはアフリカ、熱帯アジアなどで栽培されている野菜を研究する必要があります。インゲン、枝豆が食べられなくても、他の野菜に慣れていくのも一つの手段だと思いました。それにも限界があるかもしれませんが、、!!
来年から農福連携の活動も始まりそうなので、どのような展開になるか楽しみです。あっという間に今年も過ぎて12月にはお餅つき体験が始まります。
機会がありましたら、遊びに来てくださいね!!!
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