町田在住のライター&編集者の多田洋一さんが、「町田のちょっと懐かしい」を訪れ、今はなき店や出来事に思いをはせる、ゆるノスタルジー系連載。
こんにちは、多田洋一です。本に関わる仕事をしていて、町田市在住。ユーミン(荒井由実)の「海を見ていた午後」に出てくる山手のドルフィンに初めていったのは大学生の頃だったかな。もちろんソーダ水を頼みました(歌ができるまではメニューになかったらしい)。でっ、もちろん貨物船はとおりませんでした。つい最近、SNSの「友達」がいまのお店の写真をアップしていて、あらためて聞き直しました。
東急ツインズや109のある通り。いまでも「パークアベニュー」って呼称を聞くとこそばゆく感じるのでありまして、あそこは小田急線と国鉄(古っ!!)の連絡通路、ウィキペディアには《大勢の乗り換え客がそれぞれの駅に向かって走るので、経路になった道路は通称『マラソン道路』(または「駆け足通り」)と呼ばれていたほどである》との記述がありますが、なんか、八王子のほうから通学してた連中は「遅刻道路」って呼んでた記憶があるぞ。....しかし、いま闊歩してる学生さんは、もちろん20世紀末までは仲見世通りより賑やかだった都南デパート、知らない世代なんですね。そうだよな~、「あれ!? ジョルナの向かいはオッシュマンズじゃなかったっけ?」...って、もうビックカメラ アウトレットに変わってからでも2年経ったのか。
あっ、昔日のことをボヤいてばかりでもアレなんで、最近のこともちょっと。このあたり、よくぶらついてます。南蛮屋でコーヒー豆を買って、時間があれば試飲させてもらって、写真の左に看板があるオーエスドラッグで薬とか歯ブラシとか生活用品を。ここは店内無音なのが、いいんです(原町田大通りの向かいにあるマツキヨさんでの、ゴキゲンなBGMでノリノリにもの選びとか、ちょっと疲れちゃうんで)。あと、店員さんが暗算に強い! たとえば買物総額が1607円だとして、2112円を渡すと、レジ打ち込みの前に500円玉と5円玉を用意してくれます。ときどきこっちが計算間違えて、恥ずかしくなったり...。あと、ポイントカードお持ちですか? って訊かれないのも、いいね...って、「コンビニで現金払いでもたついてる前の客むかつく」なんて言われてる時代だっていうのに、すいません。
そして、ジョルナ。相鉄ジョイナスができた数年後(1976年)に、さいか屋がリニューアル。渋谷公園通りにパルコができて、その数年後(1975年)、バスセンターのところにパリオがオープンしたのと、同じ感慨が胸を過ぎったことを強く覚えています。名前が似てる。さて、ジョルナには思い出深いお店がたくさんなので、次回はぜひそのことを書きたいと思います。