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バレンタイン向け「大判焼き」、町田・仲見世商店街の和菓子店が販売

店主の鈴木考志さん(右)、「オレンジチョコ」を手に持つ志歩さん(左)、博貴さん(後)

店主の鈴木考志さん(右)、「オレンジチョコ」を手に持つ志歩さん(左)、博貴さん(後)

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 大判焼きメーンの和菓子店「マルヤ製菓」(町田市原町田4)が1月末より、バレンタイン限定「オレンジチョコ」を販売している。

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 オレンジジャムとチョコレートを大判焼きの皮に包んで焼き上げる同商品。価格は120円。「オレンジピールのほろ苦さが大人のチョコという感じ。中学生くらいのカップルに放課後、食べ歩きしてもらうイメージで作った」とスタッフの鈴木志歩さん。昨年のバレンタインまではショコラオレンジを具にしていたが、カカオ味が子どもには食べにくかったために改良したという。

 約40種類の大判焼きを取りそろえる同店は約40年前に開業。家族で店を切り盛りする。「当初は5種類だったが、店で働いていた洋菓子職人や来店客からの提案を取り入れているうちに現在の品数になった。これまでに100種類くらい作った。考えられる具はすべて試してきた。そのまま食べられる食材でも皮に包んで焼くとおいしくなる」と店主の鈴木考志さん。「自分たちで作るから手間は惜しまない。でも、焼きそば入りの大判焼きは大量のキャベツを千切りするのがとてもつらかった(笑)」とも。

 大判焼きのメニューは、「あんこ系」=特選小倉(110円)・白玉ぜんざい(100円)など10種類、「クリーム系」=カスタードクリーム(90円)・もちチョコ(110円)など11種類、「おかず系」=チーズ(90円)・照り焼きチキン(120円)など13種類。そのほか、イチゴなど季節の果物などを使った商品をラインアップ。ポテマヨやハムチーズが人気だという。

 30年ほど前の「小倉」の価格は80円。値段はほとんど変わっていない。客層は子どもからお年寄りまで幅広く、夕方には学校帰りの学生らで店先に行列ができる。子どものころに食べていたという大人が自分の子どもを連れて買いに来ることもあるという。「2個買って200円。学生さんにおなかを満たしてもらいたい。末永く商売を続けていきたい」(考志さん)。

 営業時間は9時~22時。

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