明治安田生命J3リーグ第1節が3月9日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ホームのSC相模原はツェーゲン金沢に0対4で敗れた。観客数は2873人。
相模原市で初めてのJリーグシーズン開幕。元日本代表の三浦知良さんや名波浩さんなど多くの祝花がスタジアム前に並び、相模原市の教育長と市議会議長がチームを激励した。クラブ代表・望月重良さんと日本代表のチームメイトだった名波さんは試合を観戦、ハーフタイムで紹介される一幕もあった。
昨シーズン、2戦2分けとしのぎを削ったJFL3位の相模原と7位の金沢。前半は両チームともに固い守備でスコアレス。金沢は後半52分、作田裕次選手が先制すると勢いに乗ると、62分にはFC町田セルビアの元キャプテン太田康介選手が得意のヘディングシュートで2点目。その後、佐藤和弘選手と清原翔平選手の連続ゴールで試合を決めた。
金沢の森下仁之監督は「自陣に相手を引き込みしっかりブロックした後のカウンターが効果的に決まり、追加点を積み重ねることができた。相模原の中盤は守備への戻りが遅かった」と話した。
昨年に続きホーム開幕戦を勝利で飾れなかった相模原の木村哲昌監督は「残念ながら惨敗。失点後は出ていかざるを得ない状況になり、思うような展開ができなかった」と振り返り、「奪ったボールをもっとテンポよく回して前線に入れていきたい。セットプレーからの失点も修正したい。必ずチームを立て直す」と今後の意気込みを話した。
SC相模原の次のホームゲームは3月16日、Y.S.C.C.横浜と対戦する。