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FC町田ゼルビア「薄氷の勝利」 終了間際、鈴木崇文がPK弾

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 J3リーグ第24節が8月2日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアはカターレ富山に1対0で勝利した。入場者数は3012人。

谷原章介さんがゼルビアを応援

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 両チームともに中2日の試合。前節の敗戦で首位との勝ち点差が「12」に開いた町田。本節も山口が勝利したため、負ければ優勝が厳しくなる。富山との前回の対戦ではアウェーの町田が2対1で勝利している。

 試合の前半は互角の展開だったが、アディショナルタイムに富山の北井佑季が暴力行為で一発退場。後半、数的優位に立った町田は一方的に攻め立てるが9人で守る富山をなかなか攻略できない。

 町田の相馬直樹監督は79分、選手交代でDF深津康太を前線にコンバート、パワープレーを狙う。富山は83分、カウンター攻撃から苔口卓也が抜けだしたところを町田のGK高原寿康が体でブロック。決定的な場面で、レッドカードかと思われたが判定はイエロー。

 最大のピンチを判定に救われた町田。その後もカウンター攻撃からゴールを脅かされるも、アディショナルタイム、パワープレーから富山のハンドでPKを獲得。これをMF鈴木崇文が決めると、そのままホイッスル。富山の岸野靖之監督はピッチに駆け込み、富山サポーターから大ブーイングが起きた。

 試合後、岸野監督は「選手の魂を見た。彼らの頑張りの価値を下げたくないから言いたいことはあるが、ここでは言わない」と絞りだすように話した。

 薄氷の勝利で優勝への望みをつないだ町田。相馬監督は、「北井の退場でゲームプランが変わった。富山は守ってカウンター、我々はそれをどうこじ開けるか。後半、下で崩すのが難しく、ボックス内の人が足りなかったため、深津に上がってもらい、そこからPKが生まれた。最後まで諦めずに戦った選手に感謝したい」などと話した。

 町田の次の公式戦は8月9日、相模原ギオンスタジアムでSC相模原と対戦する。「サポーターらは武相決戦の勝利にこだわりをもっている。代表して戦うし、リーグ戦という意味でも勝ち点3を取りに、相模原に乗り込んで勝利をつかみたい」(相馬監督)。

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