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相模原ライズ、オービック戦「悲願の初勝利」 Xリーグ第2節

延長戦で相模原ライズが初勝利

延長戦で相模原ライズが初勝利

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 アメリカンフットボール・Xリーグ第2節が9月13日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ノジマ相模原ライズがオービックシーガルズに20対17で初勝利した。観客数は1524人。

初勝利を喜ぶ選手ら

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 Xリーグを4連覇した強豪オービックは、前身チーム(オンワードオークス)のスポンサー撤退による廃部から再興したライズが日本一を達成するために乗り越えなければならない相手。「最強の敵をたたきつぶす」(須永恭通HC)と臨む今シーズンの大一番。

 試合は前半、ライズ最初の攻撃でQBベンジャミン・アンダーソンからRB金子泰徳へのタッチダウンパスが通り7点を先制。その後、互いにフィールドゴールを決めて10対3で折り返す。

 後半、オービックは作戦会議(ハドル)なしで行う攻撃「ノーハドルオフェンス」を展開。早いテンポの攻撃でタッチダウンを奪って1点差とし、なおも攻勢をかける。ライズのピンチを救ったのは新外国人DBマヌ・ナティカウラ。相手のパスをインターセプトすると長髪をなびかせながらゴールラインを駆け抜け、17対9と突き放す。

 第4Q、ライズはスペシャルプレーで大きなゲインを狙うも失敗。オービックはQB菅原俊がテンポよくパスを通してタッチダウン。トライフォーポイントのランで2点を加え、同点に追いつく。劣勢のライズは粘りのディフェンスでエンドゾーンへのロングパス2本を防ぐとタイブレークシステムの延長戦に突入。

 先攻のオービックは菅原のパスで得点を狙うも、ライズのパスインターセプトで攻守交代。ライズはランでゴールラインに迫ると最後は K/P望月康平がフィールドゴールを決めて試合終了。劇的勝利に会場が大歓声に包まれた。

 「オービックに勝つことを目標にやってきた」と男泣きのキャプテン東松瑛介。「ホームゲームで日頃のサポートへの感謝の気持ちを結果で示すことができたと思う」と須永HC。「大きな勝利だが、単なる1勝でもある。富士通戦が控えているし、今シーズン再びオービックと対戦するかもしれない。オフェンスで試合をコントロールすることが課題」と気を引き締める。

 次の公式戦は9月25日、東京ドームで警視庁イーグルスと対戦する。

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