女子サッカーリーグ「なでしこ2部」で優勝したノジマステラ神奈川相模原の祝賀会が11月23日、小田急ホテルセンチュリー相模大野で開かれた。
クラブ創設5年目、神奈川県内のチームとして初の1部昇格を成し遂げたノジマ。祝賀会にはスポンサー、サポーター、行政やサッカー関係者らが出席した。冒頭、クラブオーナーで家電量販店ノジマの野島廣司社長、菅野将晃監督兼GMが優勝報告。1部での活躍と日本代表選手の輩出などの抱負を明かした。
古賀浩史副市長は、相模原ギオンスタジアムへの夜間照明設置について言及。約10億円の整備費で2018年4月までに供用開始するという内容の予算案を議会に提出すると説明。「夏の暑い時期にナイターで試合ができるようになる。さらなる活躍の原動力になれば」と話す。
日本サッカー協会の小倉純二会長は「ノジマが頑張ったおかげで、相模原市が一流のグラウンドを持つ都市になる。菅野監督は東日本大震災後、福島県に夢を残そうと東京電力女子サッカー部マリーゼを存続させたかったが、練習場のJヴィレッジが原発事故の対応拠点となり、かなわなかった。この5年は彼の夢でもあった。1部には2連覇のベレーザといった強いチームがいるが、頑張って活躍し、日本代表に選手を送り込んでほしい」などと激励した。