FC町田ゼルビアと松本山雅FCの公式戦10回目の対戦は松本に軍配が上がった。
対戦成績は、4勝4敗1分(JFL=3勝1敗、J2=1勝3敗1分)の五分。JFLから熱い戦いを繰り広げてきた好カード。
夏休み最後の週末は、市内で様々なイベントが開かれていたためか、松本サポーターが大挙して野津田に乗り込んできたにもかかわらず、これまでで最も少ない4762人の動員となった。
町田は昨年のホーム最終戦で松本のJ1自動昇格の望みを打ち砕く勝利をあげている。松本サポーターは試合前から、雪辱を果たそうとするかのような圧倒的な声援を送り続ける。
試合でもその勢いのまま、松本が前線からプレッシャーを掛けて町田ゴールに迫る。ゴール前中央のブロックで跳ね返すも前半終了間際に失点。町田はFW鈴木孝司が1年ぶりにホーム初先発するも攻撃の形がつくれない。
後半にも追加点を許して2点をリードされるが、松本の前線からのプレッシャーが弱くなってきた終盤、町田がチャンスを作り始めるとアディショナルタイム、MF松本怜大選手のクロスをFW中島裕希選手がダイレクトで合わせて一矢を報いた。