「人類はどのように定住化を果たしたか」、その歴史を物語る「田名向原遺跡」(相模原市中央区田名塩田3)の旧石器ハテナ館で9月16日、当時の生活を体験するイベントが開かれる。
今年で7回目、例年1000人が訪れる同イベント。当日は、石蒸し料理体験(事前申し込みが必要)、縄文ペンダント作り、古代の魚つりや火おこしなどの体験ができるほか、地域住民がアユの塩焼きや塩ゆでジャガイモなどを販売する。「弓矢の射的コンテストやクイズラリーなど、子どもの『ハテナ心』をくすぐるお祭り」と同施設関係者。
開催時間は13時~16時。駐車場に限りがあるため、公共交通機関で来場を呼びかける。
田名向原遺跡は、約2万年前の建物の跡を残す国内唯一の場所。学術的に価値が高く、希少な遺構であることから、1999年に国の史跡指定を受け、現状のままで保存・活用されている。